毎日、夕飯後は義母のコーヒータイムです。その時に、私は義母が持ってきてくれた新聞を読みながら話をするのですが、広告欄にこの「#寂聴さん 秘書がつぶやくふたりのヒミツ」が載っていました。
早速、一日の大半を何もする事なく過ごす義母に、気が向いたら読んでくれればいいなと購入してみました。
2021年11月、白寿で亡くなった「寂聴さん」と、寂聴さんの秘書を11年努められた「瀬尾まなほさん」との2人のやりとりや暮らしぶりなどが まなほさん直筆のイラストとプライベート写真を交えながらの読みやすい一冊でした。
人の縁って不思議
まなほさんと寂聴さんは、まなほさんが大学生の時、就活がうまくいかず自身が不安になっていた時に友人のアルバイト先の方からの紹介で縁が始まったのだそう。
それまでは、まなほさんは寂聴さんの「名前」と「尼さん」とだけしか認識がなかったとのこと。 本当に縁とは不思議なもの・・
短かった老人ホームの滞在
コロナ禍の中、スタッフやまなほさんもコロナに感染してしまい、寂聴さんは一時老人ホームへ入ることに。 その当時は面会の制限も厳しかったため、寂しい思いをしたのでしょう。寂聴さんは予定よりかなり早い5日のみの入所で『寂庵』に帰ったのだそう。
寂聴さんらしいと・・
義理親もそうだが、環境が変わるのはなかなか受け入れられないのだろう、引っ越ししてきたばかりの義父の言動も何となくわかる気もする
食いしん坊だった寂聴さん
お肉大好き寂聴さん、やはり元気な高齢者はお肉もしっかり食べている、しかも驚くほどよく食べます!
彼女は90代になっても、周りの方と同じようにコース料理を食べていたそう
思い立ったら今?
寂聴さんは一度寝てしまうと時間軸がおかしくなるらしい、、なので夜中の3時でも電話をかけてきたりする、取れなくてかけ直すと出ない、、
???どこかで聞いた話。 義父じゃん!
みんな似たような事してるんだね〜
お別れ
「先生は他の人と違う」、「先生はいつまでも最強」(寂聴さんのことを、先生と呼んでいた)と思っていた先生にも最期の日が、幾度となく病気や怪我と闘い再帰をしてきた寂聴さんとお別れの日、親族、スタッフに見守られ99年間の長い一生を閉じました。
まとめ
66歳という年齢差がありながらも、共に過ごした11年間。 まなほさんが秘書になってからの寂聴さんは前にもまして笑顔が増えたそう。まなほさんは、結婚・出産をし、お互いに見守り見守られながらなくてはならない存在になっていたよう・・・
もはや、雇い雇われな関係ではなく家族くらいの絆が感じられました。
そして他のエッセイも読んでみたくなりました♪
残された人は、思い出と共に生きてください
瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」
ーENDー
